着物を着たいなら着付け教室に必ず通うべき?通う目的を整理してみよう

公開日:2022/11/15


日本の伝統衣装である着物に興味や関心を持つと「自分一人で着付けをしたい」と思うかもしれません。昔は親から着付けを学ぶのが一般的でしたが、最近は親も着付けの方法を知らないケースがあるでしょう。着物を着る際は、着付け教室に通う必要があるのでしょうか?今回は着付け教室のカリキュラムや、メリット・デメリットなどを解説します。

着付け教室は必要?カリキュラムについて

結論から述べると、着物を着るのに着付け教室が必要かどうかは、人それぞれの目的や状況などによって異なります。たとえば、一人で気楽に着物を着て楽しみたい程度であれば、着付け教室へ通う必要はないかもしれません。最近はYouTubeやTwitterなどで着付けに関する動画がアップされているため、無料で学べます。また、市販のDVDや書籍を活用する方法もあるでしょう。

一方で着付け教室は自分ではなく、ほか人の着付けができるレベルを目標にしているところが少なくありません。そのため、本格的に着付けを学びたい人に向いています。着付け教室の概要やカリキュラムなどは以下の通りです。

主な生徒層

教室によって異なりますが、通っている生徒の年齢層は20代~50代以上までさまざま。「自分で着物を着られるようになりたい」「茶道や華道のお稽古をするときに、着物を着て行きたい」「着付けの仕事をしたい」など、通い始めた動機も異なります。

カリキュラム

教室の中には生徒のレベルに合わせて着付けを学べるように、入門コースや初級コース、中級コースなどを分けているところも少なくありません。入門コースや初級コースでは着物の名称や種類、着用する際のマナーといった基本的な決まりごとから勉強するのが一般的。もちろん、着物や浴衣の着付けも学びます。

そして、中級コース以降ではただ着物を着るだけでなく、できるだけ早く、より美しく着用する方法を身につけます。通常授業のほかにお茶会や着物に似合う場所への日帰り旅行など、着物を披露できる機会も豊富です。

着物はレンタルしてくれる

すでに着物を持っている場合は、自分の着物を持って行っても構いません。持っていない場合、ほとんどの教室で着物をレンタルしてくれます。ただし、毎回レンタルすると出費がふくらんでしまうため、長く通う予定であれば、事前にある程度のものをそろえておいた方が無難です。

費用

具体的な費用は教室や受講するコースなどによって異なるものの、ひとつの目安となるのが入会金3,000円、月謝8,000円ほどです。1コースの期間はおよそ2か月~3か月となっているため、1コース受講で2万円~3万円ほど見積もっておくとよいでしょう。

運営形態

どのようなところが運営しているのか、運営形態も教室によってさまざまです。注意しておきたいのが、運営形態を事前に確認しておくこと。たとえば、呉服店と業務提携している教室の場合、中には呉服店が販売している着物を宣伝されることがあります。着物の販売を勧められると、人によっては嫌な気持ちになるかもしれません。

着付け教室に通うメリット・デメリット

続いては着付け教室に通うメリットとデメリットを見ていきましょう。

メリット①
正しい着付けの方法を学べる

もっとも大きなメリットのひとつが、正しい着付けの方法を学べることでしょう。専門的な知識とスキル持った講師による指導を直接受けられるため、短期間でのスキルアップを目指せます。動画や書籍などではよくわからなかったところも、その場で質問できるのも魅力です。

メリット②
ほかの仲間と切磋琢磨し合える

教室には自分と同じく、着付けを学びたい生徒がたくさん集まります。学ぶ目的は違っても、一緒に着付けをマスターしたい仲間同士、切磋琢磨しながら勉強できるのは大きなメリットです。独学では飽きてしまったり、集中できなかったりすることも考えられますが、周囲に仲間がいることで、モチベーションの維持・向上が期待できます。

メリット③
民間の資格を取得できる場合がある

教室によってはコースを受講することで、独自の資格を認定しているところがあります。とくに今後、着付けの仕事に就きたい場合、資格取得がプラスに働くでしょう。

デメリット①
費用がかかる

教室受講は独学と比べて、当然のことながら費用がかかります。費用目安は前述したとおり、入会金3,000円、月謝8,000円ほどです。

着付け教室に通う前に目的を整理してみよう

着物を一人で着られるようになるために、着付け教室は必須ではありません。一人で着られることを目標にする場合、動画や書籍などで学んでいる人も実際にいます。反面「人に着付けをしたい」「着付けの仕事に就きたい」といった場合は、着付け教室へ通って専門的な方法を勉強する必要があるでしょう。まずは着付けを学びたい目的を整理した上で、どのような方法で勉強するのかを考えてみてください。

まとめ

最近はYouTubeやTwitterなどで、無料で視聴できる着付けの方法がたくさん掲載されており、気軽に着付けの方法を学べます。一方で、プロの指導のもと、本格的に学びたい人におすすめなのが着付け教室です。費用は教室やコースによって異なるものの、入会金3,000円、月謝8,000円ほどで受講できます。まずは自分の目的をよく整理した上で、勉強する方法を検討してみるとよいでしょう。

【東京】おすすめの着付け教室ランキングTOP5

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