悪質な着付け教室が利用者を騙す手口とは?対処法も解説

公開日:2021/12/15   最終更新日:2022/01/11

着付け教室に通い始めるきっかけはさまざま。「大切な時には着物を着たい」「子どもや大切な友人に着付けをしてあげたい」など、目標のためにレッスンしたのに、通い始めてから後悔したくないですよね。そこで今回は、悪質な着付け教室の騙す手口や対処方法をまとめました。ぜひ参考にしてみてください。

悪質な着付け教室の騙す手口とは?

もちろん多くの着付け教室は、しっかりと一生懸命教えてくれると信じたいものですが、中には、レッスンを受ける生徒が着物や着付けに詳しくないのをいいことに騙そうとする悪質な教室もあります。今回はそんな被害に遭わないため、実際に使われたことのある手口を紹介します。似たような経験をしたという人は、その教室を一度見直してみた方がいいかもしれません。

一つ目は、「無料体験教室と称した展示販売会」です。近頃、最も多いのがこの手法です。入会前に教室の雰囲気を味わいたいと無料体験教室に応募したところ、それが展示販売会だったというケースです。

授業で使うからと高額な帯や着物を買わせようとしたり、なかにはバスなどで、歩いては帰れないような会場に連れて行き、購入するまで帰れないような状態にしたりといろいろな被害を耳にします。基本的にはクーリングオフ制度の対象になりますが、あえてクーリングオフ制度の対象外になるような会場を準備しているところもあるようなので、ご注意ください。

二つ目は、「免許の代金について説明がない(高額)」です。「将来は着付け教室を開きたい」「着付けの技術を職業にしたい」と思っている方にとって免許は非常に重要なものです。

しかし、事前の説明もなく、いざ免許取得という段階で高額な免許取得費用を請求されるといった被害が後を経ちません。「ここまで、頑張って身につけた技術だから免許を貰わなければ意味がない…」という弱みにつけこむような手法なので、プロを目指す方は必ず免許取得費用について確認をしておきましょう!

ここに紹介した以外にもさまざまなトラブルがあります。少しでもおかしいのかな…と思ったらまずは消費者センターなどに問い合わせをしましょう。

万が一、トラブルに巻き込まれてしまったら?

体験教室も大丈夫!先生や教室の雰囲気もよかったし、ここにしよう!と思い通い始めたものの、行くたびに少しずつ感じる違和感…もしかして…ここでは、気をつけていても万が一、トラブルに巻き込まれてしまった場合の対処法を前項で紹介した実例に沿って解説します。

まずは、無料体験教室だと思ったら、展示販売会だったというケースです。行ったら着付けの勉強も兼ねてと帯や着物を身に付けさせたり、複数人の店員に囲まれ、断る気力を失くさせたりするような悪質なケースもあります。

こんなトラブルに巻き込まれた場合、第一に強い意志を持ち断る事。それでも引き下がらない場合は、クーリングオフ制度の対象になるのか?これ以上無理強いをするなら消費者庁へ連絡する意思もあるがよいか?などハッキリした口調で伝えることが重要です。

次は高額な免許代金を別で請求されたというトラブルへの対処法です。このトラブルに遭わないために1番重要なことは、「入会前に必ず免許取得に掛かる代金を確認すること」です。着付けの勉強をしていつかは自分の教室を持ちたいなど、プロを目指す方にとって免許は必要不可欠。

しかし、免許は教室によりさまざまな種類があり、料金も多岐に渡ります。トラブルに遭わないためには自分が取得したい免許の代金はいくらなのか?他に掛かる関連費用はあるのか?など、入会前に口頭ではなく必ず書面に明記してあるもので説明を受けることが大切です。

着付け教室の選び方のコツ

それでは最後に、入会してから後悔しない、自分に合った着付け教室の選び方のコツを紹介します。一つ目は、なぜ着付け教室に行くのか?ゴールを明確にすることです。着付け教室に通う目的は人それぞれ。大切な人に着物を着付けてあげたい!特別な日には、着物を着て出かけたい!など。中には免許をとって仕事にしたいという人もいます。

入会前にゴールをしっかり決めておくことで、事前に何を重点的に聞いておかなければならないのか?またその教室に通うことで自分のゴールに到達できるのか?を判断する事ができるので、入会後の認識のズレは生まれにくくなります。

二つ目は、負担にならないお稽古代はいくらなのか設定することです。着付け教室に通う目的を明確にしたら、次は費用の設定をするのが大切。ただその設定方法にもポイントがあります。たとえば月々2万円ぐらいまでなら平気かなと思っている人であれば、月謝としては1万円〜1万5,000円以下の教室を選びましょう。

なぜかというと、着付け教室に通うと掛かる費用は月謝だけではありません。教室によりさまざまですが、教材費や器具、小物代などどうしても着付けに関連した費用が掛かってきます。無理なくお稽古を続けるためには、ご自身にとって無理のない費用の中から教室を選びましょう。

まだまだコツはたくさんありますが、この二点は非常に重要なので、教室を選ぶ時には参考にしていただくことをおすすめします。

 

今回は、着物の着付け教室に関するトラブルやその対処方法、そして、トラブルに遭わないための教室の選び方を紹介しました。ここでも記載の通り多くの着付け教室は、生徒を育てようと一生懸命やってくれていると思いますが、残念ながら、中には悪質な教室があります。もしかして騙されているかも…と少しでも感じた方は、まず今回の記事を参考にしてみてください。

【東京】おすすめの着付け教室ランキングTOP5

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