着物の湿気・カビを防ぐ!知っておきたいお手入れと正しい保管術

公開日:2026/01/15  

着物

着物は美しい日本の伝統衣装ですが、湿気が多い日本の気候ではカビが発生しやすいことをご存じですか?大切な着物を守るためには、日ごろのお手入れと正しい保管方法が欠かせません。この記事では、なぜカビが生えるのか、その原因から防ぐためのポイントまでをわかりやすく紹介します。

なぜ着物にカビが生えるの?

着物はどれだけ大切にしていてもカビが生えてしまうことがあります。ここでは、なぜカビが生えるのか、その原因をわかりやすく説明します。

日本の気候がカビの原因になる

日本は湿度が高く、夏はとくにジメジメした季節が続きます。この「湿った空気」がカビを増やす大きな原因です。カビは水分があるところでよく育つため、湿気の多い場所にある着物はカビが生えやすくなります。

着物の素材もカビを呼ぶ

着物の多くは絹という天然の繊維でできています。絹はやわらかくて美しいですが、タンパク質を含むため、カビのえさになりやすい性質があります。さらに、着物には「地糊(じのり)」という糊が使われています。

この糊はデンプン質で湿気を吸いやすく、カビが育つきっかけになることがあります。

汚れや汗もカビのもと

着物を着たあと、汗や皮脂が生地に残るとカビの栄養になります。とくに食べこぼしや化粧品がついていると、カビが増える原因になるので、使ったあとはきれいに手入れすることが大切です。

汚れたまま長い間しまい込むと、カビが生えやすくなるので注意しましょう。

風通しの悪い場所は危険

着物をしまう場所は通気がよいことが大切です。風が通らず湿気がたまると、カビが発生しやすくなります。プラスチックケースやビニール袋にしまうと空気が動きにくくなり、湿気がこもりやすいのでおすすめできません。

湿気とカビを防いで着物・帯を守る収納のポイント

着物や帯は、湿気が多い場所に置くと、カビが生えてしまうことがあります。ここでは、湿気やカビを防ぐための収納のポイントをやさしく説明します。

風通しのよい場所に保管する

湿気をためないために、着物をしまう場所は風通しがよく、湿気がこもらないところを選びましょう。押し入れやタンスは閉めきると湿気がたまりやすいので、時々扉や引き出しを開けて空気を入れ替えることが大切です。

晴れた日には、着物をたとう紙から出して風を通す「虫干し」もおすすめです。

通気性のよい収納ケースやタンスを使う

着物の収納には、桐でできたタンスが一番よいとされています。桐は湿気を調整する力があり、カビが生えにくい環境を作ってくれます。もし桐のタンスがない場合は、底の浅いプラスチックのケースを使うときも、重ねすぎずに数枚ずつゆったりと収納しましょう。

通気性を意識することがポイントです。

防虫剤と除湿剤を上手に使う

虫よけのために防虫剤は必要ですが、においが強いものは着物に匂いがついてしまうことがあります。無臭タイプの防虫剤を選ぶとよいでしょう。また、湿気を減らすために除湿剤や備長炭シートを使うのも効果的です。

除湿剤は水がたまったら早めに交換して、カビの原因にならないように気をつけてください。

着物は清潔な状態でしまう

着物をしまう前に、汗や汚れをきちんと落とすことも大切です。汚れや皮脂が残ったままだと、カビが発生しやすくなります。着物専門のクリーニングに出すか、シミがついている場合は早めに処理しましょう。

きれいな状態を保つことで、カビの発生を防げます。

着物にカビが発生してしまったときの対処法

着物はとてもデリケートなものなので、カビが生えてしまうと不安になります。でも、落ち着いて対処すればきれいにできることもあります。ここでは、カビが見つかったときの対応方法をわかりやすく説明します。

カビの種類を知ろう

カビにはいくつかの段階があります。最初は白っぽい小さな斑点、これを「白カビ」と呼びます。この段階なら、きちんとお手入れすれば落とせることが多いです。次に黄色く変色してしまうことがあり、これは白カビが長く放置された場合に起こります。この場合は自分で落とすのが難しく、専門のクリーニングが必要になります。

最後に黒いカビになると、生地が傷んでしまうこともあるので、早めの対処が大切です。

自分でできるカビ取りのポイント

白カビが見つかったら、まずは風通しのよい日陰で着物を広げて乾燥させましょう。直射日光は生地を痛めるので避けてください。その後、ブラシや柔らかい布で軽くカビを払います。こすりすぎると生地が傷むので優しく扱いましょう。

もし汚れが取れない場合は、無理せず専門業者にお願いするのが安心です。

専門クリーニングの利用がおすすめ

黄色や黒のカビが出ている場合は、家庭での処理は避けたほうがいいです。専門のクリーニング店では、着物を丁寧にほどいて洗い、染め直しもしてくれます。カビの被害がひどくなる前に相談すると、着物を長く大切に使うことができます。

費用はかかりますが、価値ある着物を守るための投資と考えましょう。

まとめ

着物を長く美しく保つには、カビが生えないように日ごろからのお手入れと正しい保管が欠かせません。湿気を避け、風通しのよい場所で保管し、定期的に虫干しをすることがポイントです。また、防虫剤や除湿剤の使い方にも注意が必要です。着付け教室や専門の講座で正しい保管方法を学ぶと、安心して大切な着物を守ることができますよ。ぜひ、知識を身につけて着物のお手入れに役立ててください。

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